賞金を出したからと言って、一人を除いては特にいつもと変わらずで、

それらしき猫がいれば連絡をくれた。皆とても優しい。

ハイソな町プロンポン言われても、住んでいる人々は昭和下町のような感覚で

僕にとっては慣れ親しんだ街にいるようだ。

一人はアパートののエンジニアで、すぐさま邸宅との境界を隔てる壁の上を歩いて捜してくれた。

 

そんなんでも見つからないまま夜が再び。

一昨日の夜に脱走しているので猫は生死の境の2日目のリミットまであと少し。

必死になってネットを検索して、色々な方法を試みた。

 

壁を乗り越えすぐ裏の邸宅に向かおうとする。

裏の邸宅はいつ探しに来てもいいよと頂いているので、

かなり自由に探しに行っていた。

 

壁をよじ登ったとき、その隣の家のバルコニーから女性が僕を見ている、
事情を知らなければ、ただの不法侵入者でしかない。

おいおい泥棒じゃないよと思いつつ、その場は懐中電灯で照らしただけで

部屋に戻った。

 

1時間くらいして、ネットで調べた方法を試みる。

再度壁をよじ登ったが、女性の姿は見当たらない。

もう不法侵入者でもいい。どうにでもなれ。

 

ネットで調べた方法で、おやつの包装をぐちゃぐちゃと音を鳴らしてみた。

反応なし。

数分試みたが、反応なし。

一度壁から降りる。

「メーオ」と鳴き声が聞こえた。

タイでは鳴き声はメーオと表現され

猫のタイ語もそのままメーオ。

因みにカラスはカー。

 

今の声は我が猫の声ではないだろうか?

アタマを整理する。

間違いない。

 

すぐさま壁によじ登った。

壁に隣接する家は、平屋建で多分メイドが住む家。

壁と屋根が同じ高さほどだ。

再度壁をよじ登ったところで猫がひょっこりはんと言いながら顔を出した。

それがこの壁の向こうすぐにある屋根の下。

壁の高さはジャイアント馬場サイズの2M。

 

僕はすぐつかまえたが、逃げようとする猫の首をつまんだが、

強く握れず、再度逃げようするが、もう絶対に話さない。

 

そしてみごとにGET。

下におろした瞬間、抱きしめた。

3日ぶりの再会に、彼女からのハグはなかった。

 

アタマに引っかき傷のようなものがあり、右手はびっこを引いていいる。

 

彼女は縄張り意識の強い猫業界の中での侵入者であり、

どこかの猫に襲われたのだろう。

いつものBED横に寝そべり、いつもの通常が戻った。

そして数分後最も心配していたトイレに向かい用を足し

ほっと胸をなでおろした。

 

慣れている方なら、どうせ戻るだろうと思えるのだろうが、

脱走は初体験で、色々な意味で思い入れの強い猫だったので、

正直慌てたし良からぬこともたくさん考えた。

 

ご心配おかけしましたと共に、近隣の人々に心からお詫び申し上げます。

本当に感謝です。

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